無料EAのパラメーターを一部更新しました
今回更新したのは人気の無料スキャルピングEAの「Macross」と「Macross Plus」のEURUSD用のセットファイルですです。
「Macross」については最近やや伸び悩み感があったので、パラメーターの最適化を少し前からやっていました。
「Macross Plus」については浮き沈みがやや大きいのでもう少しなんとかならないものかと、テストしていました。
今回のアップデートでは「Macross」の動作タイムフレーム、最大ロット数も変更していて、だいぶ性格が変わり、低ドローダウンを重視した設定に変更して純利益に対するドローダウンの割合を大きく改善できたのではないかと思います。
すでにダウンロードリンクは入れ替えてありますので、ご利用中の方はダウンロードしてテストして見てください。
新しいパラメーターによるバックテストです。
期間は2009年1月12日〜2017年12月22日、スプレッド2.3pips、100万円スタート0.1ロット固定、テスト環境はアルパリです。
まず「Macross」から
<EURUSD_Long+Short>
<EURUSD_Long>
<EURUSD_Short>
細かい部分を見ると、純利益と最大ドローダウンの両方でショートの方が大きくなっています。
ロットの最適化をする場合は、ドローダウンに注目して最大ドローダウンの値が同程度になるようなロットにすると良い場合が多いと思います。
今回の場合ですとザックリ言って、ロング3に対してショート2くらいが良いように思います。
以下は、ロング0.3ロット、ショート0.2ロットにした場合のトータルデータです。
一番最初の0.1ロットのテストのトータルデータと比較して、純利益はロットが大きくなった分だけ増加していますが、ドローダウンの方はロットが2倍以上になっているにも関わらず、2倍未満になっています。
ポートフォリオの効果と共通する部分がありますが、これがロットを調整して効率を上げる基本的な方法です。
ロットを調整してドローダウンを下げることにより、よりロットを安全に上げてリターンを追求するのが目的です。
非常に奥が深いので、興味のある方は研究して見ると面白いと思います。
次に「Macross Plus」です。
<旧セットファイル EURUSD_M15_LS>
<新セットファイル EURUSD_M15_LS>
パッと見てグラフが多少滑らかになったような気もします。
*100万円スタート、0.1ロット固定、2009年1月12日〜2017年12月23日まで
旧セットファイル | 新セットファイル | |
純利益 | 679109 | 1007958 |
プロフィットファクター | 1.21 | 1.31 |
最大ドローダウン | 139387 | 87286 |
勝率 | 80.01 % | 80.95 % |
取引回数 | 2416 回 | 2567 回 |
新旧を比較すると、純利益が大きく増えて最大ドローダウンが結構抑えられました。
多少の凸凹はありますが、ある程度は改善できたのではないかと思います。
MT4でセットファイルを入れ替える場合は、マジックナンバー、ロット設定は十分確認してください。