トレード環境について

MT4を使う環境についてのあれこれ

接続環境について

まずMT4を使うにはインターネットに接続する環境が必要ですがどうしてますか?

昔と違って今ふつうは光ですよね。あまり金額の差もないので1ギガのプランでなるべく安くあげましょう。メールアドレスなどは複数必要ありませんのでブロバイダーの契約は1ギガが使える最安パターンで十分だと思います。それよりも重要なのは無線で繋ぐか有線で繋ぐかの方がはるかに重要です。突然アクセスが切れたり不安定になったりしては困るので、リアル口座でEAを走らせるのであれば絶対に有線でつなぎましょう。無線接続は自殺行為です。

複数マシンを繋ぐためにハブを使う場合は、プラスチック製の筐体のものは避けましょう。金属ケース製のもので最低でも2000円以上のものにしましょう。安いものはけっこう壊れます。

安いものは、使っているアルミ電解コンデンサーの耐久性と内部の温度条件が悪いようで寿命が短いように思います。前触れなく突然壊れます。

複数のパソコンを使っている場合、ハブが壊れるとなんともならないので、私はスペアのハブを予備で準備しています。

ハードウエアについて

デモを動かすだけであればあまり考えずに、無線LAN接続のノートパソコンでもいいと思いますが、リアル口座でEAを走らせる場合はリスクが高いように思います。仕事をしてる人であれば、マシンの前にいない時間が10時間ほどあると思います。その間にトラブルが派生したら損害が出る場合もあります。また月曜から金曜まで連続稼働させなくてはなりません。

最悪、スマホでMT4を立ち上げてポジションをクローズすることもできますが、そういう自体にならないようにするのがベターです。そういう観点からも、最低でもデスクトップ機を使った方が良いと思います。

運用資金が数百万円以上あるのであれば、XeonプロセッサでECC付きメモリ16G、HDDは日立制の3.5インチにしてUPSをマシンとネットワーク機器にかましましょう。私が考える現時点での理想的なトレード環境です。

しかし、資金に余裕がある人ばかりではないので、真面目にMT4をやってみようという人が揃えるべき最低スペックを考えます。

実際にはハイスペックのマシンを1台買うなら、安めのマシンを2台買った方がはるかに便利です。なぜかというと、1台はMT4でEAを稼働させるために使います。もう1台はバックテスト専用機です。長時間バックテストを回したりMT4で多数のEAを走らせたり負荷を長時間かけ続けるとマシンガ不安定になるリスクが上がります。Xeonの場合はECCメモリの効果でこのリスクが低く抑えられるからいいわけです。

バックテストは別のマシンでやる方が安全ですし、万が一マシントラブルが起きた場合でも代替え機として使えます。

では本題に。Xeonは高価なので今回はパスです。必然的にECCメモリも搭載不可能になります。

CPUはコアi3~i5、できれば4コアのCPUにしましょう。高度なグラフィック処理はしないので別売のグラボは不要です。メモリは最低16ギガ積みましょう。最近はOS自体がリソースを食うので余裕があったほうが良いのと、メモリ容量が大きい方が動作は安定します。

ハードディスクは1テラあれば十分です。選べるならHGST(日立)制のものを選びましょう。故障率が低いです。SSDは書き換え回数に制限があり特に最近普及している安いものは耐久性に不安があるので見送った方が良いと思います。SSDは前触れなく突然壊れるので、トレード用としてはちょっと怖いと思います。それにトレードやバックテストにはSSDのメリットはありません。モニタは最近は安いので24インチくらいが現実的ではないかと思います。裁量トレードのように4枚も6枚も必要ありません。1枚で大丈夫です。

自作で作るもよし、面倒であればデルのモデルが手頃でいいと思います。

自作で作る場合は、電源ユニットをあまりケチらないほうがいいです。出力に余力を持たせたほうが発熱も下がります。また使われているパーツの耐久性も違います。ある程度知られたメーカーのもので400W以上くらいのものが良いのではないでしょうか。