今週の経済指標
今週は経済指標に加え、各国中銀トップの発言が多くあります。
今週のメインイベントは何と言っても「米連邦準備制度理事会 FOMC」でして、市場では利上げは既に織り込まれているようですが、12月の利上げについてとその後の利上げについてのFRBのスタンスと考え方に注目が集まっているように思います。
トランプ大統領は利上げに対して反対の立場のようで不快感を示していますが、FRBのパウエル議長はFRBの独立性を重視してトランプ大統領を無視するのか、それとも多少はトランプ大統領に気を使うのかは分かりませんが、注目されている事は間違いないと思いますので、発言の内容によっては米ドルが大きく反応する可能性があると思います。
またそのような過剰反応を避けようとパウエル氏が考えるなら、重要なことには一切踏み込まずノラリクラリと抽象的で今まで通りのコメントを並べるのではないかと思います。
一応、FOMCではリスク回避の観点から事前にMT4は一旦止める予定です。
また、今週はアメリカの会計年度の期末でもあり月末でもありますので、週末に近づくにつれてポジション整理に伴う反対売買が多くなる可能性がありますので、その点も考慮しておいた方が良いかもしれません。
今週の重要そうな指標とイベントをまとめてみましたので、よろしければ参考にしてみてください。
*日本時間表記です
9月24日(月曜日)
22:00 欧・ドラギECB総裁 発言(EUR)
9月25日(火曜日)
08:50 日・日銀金融会合議事録(JPY)
16:35 日・黒田日銀総裁 発言(JPY)
23:00 米・CB消費者信頼感指数(USD)
9月26日(水曜日)
23:30 米・EIA石油在庫統計(CAD&USD)
9月27日(木曜日)
03:00 米・FOMC政策金利(USD)
03:30 米・パウエルFRB議長 記者会見(USD)
15:35 日・黒田日銀総裁 発言(JPY)
21:00 独・消費者物価指数CPI 速報値(EUR)
21:30 米・GDP確定値、GDP価格指数、個人消費支出PCE、PCE価格指数、
耐久財受注、新規失業保険申請件数(USD)
23:00 英・カーニーBOE総裁 発言(GBP)
9月28日(金曜日)
10:45 中・Caixin製造業PMI(AUD)
17:30 英・GPD改定値(GBP)
18:00 欧・消費者物価指数HICP 速報値(EUR)
21:30 加・月次GDP(CAD)
今週はFOMC以外でも、注目される指標やイベントはたくさん予定されています。
しかし、指標が多い場合はかえって様子見的な動きとなり、ボラティリティーが下がることも考えられます。また期末で月末ということもあり、プロのトレーダー達にとっては新たに仕掛けにくいという事情もある可能性があります。
そういう観点から言えば、トレンドが発生しにくい可能性があり、指標で動いた場合もすぐに元に戻る可能性が高いのかもしれません。(インパクトの大きさにもよりますが…)
指標が多く、ちょっとやりにくいかもしれませんが無料EAには頑張ってもらいたいと思います。